エッセイ・自分史・小説・児童文学・戯曲
銀のスプーン 35集
銀のスプーン ペンクラブ 発行
「自分と自分をとりまくナマの生活などを文とか詩歌、俳句として表現する、書きとどめることは、それが個人的なささやかな体験でもその積み重ねは国、民族、社会の歴史にもなる…」のまえがきで始まったペンクラブ『銀のスプーン』は創刊から三十八年が経ち、多発する自然災害、暴走する政治、火種が絶えない世界情勢など心穏やかに過ごせない時代になってきました。この世相を反映して寄稿いただくテーマも、主張や意見が多くなってきました。
(B6/308頁/並製本)
銀のスプーン 34集
銀のスプーン ペンクラブ 発行
創刊二十七年になりました。故三宅啓弘(啓正)さんによって灯されたこの小さな火は絶えることなく燃え続けてきました。創刊号は「自分と自分をとりまくナマの生活などを文とか詩歌、俳句として表現する、書きとどめることは、それが個人的なささやかな体験でもその積み重ねは国、民族、社会の歴史にもなる…」のまえがきで始まりました。この思いは今も受け継がれ、私たち市民の生活や思いをつづることによって時代を映してきました。初めて原稿を書くといわれる方、いつも書かれているマニアといえる方、書くことはプロの方など、さまざまな方の参加がありました。
(B6/252頁/並製本)
銀のスプーン 33集
銀のスプーン ペンクラブ 発行
『銀のスプーン』の生みの親であり、長年編集発行を続けてこられた三宅啓弘さんが亡くなって一年五カ月が経ちました。創刊二十六年、本離れが進む中、市民の文化、地域の文化として営々と引き継がれてきました。この小さな灯を守っていかなければと思っています。文芸に縁のなかった私が編集を引き受けて五年になります。三宅さんの遺志を継いで頑張りたいと決心しています。皆さんの支えによって、この事業は成り立つと考えています。
(B6/253頁/並製本)
銀のスプーン 32集
銀のスプーン ペンクラブ 発行
三十二集の企画テーマを「夫婦・家族」「大震災・大津波・原発事故」と設定しました。ペン友、眉村卓さんの『沈みゆく人』が話題になり、『僕と妻の1778の物語』として映画化されました。ここから「夫婦・家族」としたのですが、東日本大震災によってこのテーマはさらに関心を集めることになりました。作品を四つにまとめました。
(B6/300頁/並製本)
銀のスプーン 31集
銀のスプーン ペンクラブ 発行
三十一集は企画テーマを「昭和の記憶」と「環境の世紀」と設定しました。平成になって二十二年、人口の約二十パーセントは昭和を知らない世代。まさに昭和は遠くなりにけりです。特に戦後六十五年の今、戦争の混乱の記憶は忘れられようとしています。
今回は四つのセクションにまとめました。最初は「昭和の記憶」「環境の世紀」、二番目が「句歌」「生活」、三番目が「歴史」「旅行」、最後が「主張」「論説」。必ずしもこの範疇に入るとは限りませんが、編集者の独断でこのようにさせていただきましたことをお断りいたします。
(B6/264頁/並製本)
銀のスプーン 30集
銀のスプーン ペンクラブ 発行
『銀のスプーン』は昭和六十二年(一九八七年)十一月のシリーズ第一集発刊から二十二年を経て、ここに三十集を発行することとなりました。共同自費出版という形でこれまで継続できたことは非常な幸運です。発刊を支えていただいた方々に深く感謝いたします。
三十集は企画テーマとして日本ペンクラブ「平和の日」神戸開催にちなみ「平和」を、太宰治・松本清張生誕百年にちなみ「文学の思い出」を設定しました。
(B6/274頁/並製本)
ペリカン日記 下巻
弓場律子著
改めて読み直してみた感想は、こいつ(自分のこと)オシッコ、ウンコばっかり言うてアホとちゃう?特にウンコへの執着心はちょっと病的なものを感じ苦笑した。両親の介護に専念した2年8ヶ月の間は、結構面白かった。介護は意外と面白い。 まぁ、私の場合は選択の余地がなくて介護をしていたわけでもなく、自分で選んだというところも多分にあるので、その辺が世間とは決定的に違うところなのか、また最後の最後、もうアカンと思ったら突然消えてやろうと決めていた分、気持ち的に余裕があったのかもしれない。介護をするようになって知り合った人達も面白いキャラが多かったので、ここまで来ることが出来たように思う。感謝。
私自身が介護をしたことによって少し変わったような気がする。ケセラセラはもともとの性格なのだが、ケセラセラに確信がもてるようになった感じがする。【あとがきより抜粋】
(A5/408頁/並製本)
ペリカン日記 上巻
弓場律子著
退院を迫る病院との電話で突然「私が母を自宅でみます!ついては準備もあるのでもう少し時間を下さい!!」と宣言をしてしまう。病院側も驚くが、「ご自宅で診られるのであればこちら側も協力させて頂きます」と退院期日を伸ばしてくれることになった。電話を切って私が一番驚いた。我が口から出た言葉に暫し呆然(マジ?可能?無理やろ!死ぬで!)となるがダメでもともと、アカンと体で納得してから白旗を揚げ、病院にお願いしても遅くはないと開き直る。【はしがきより抜粋】
(A5/392頁/並製本)
しあわせの案内人
宮古はるか 著
この本はみなさんの心に届とどいたでしょうか。夢ゆめの扉とびらをノックする音が、みなさんにも聞こえてきたでしょうか。【あとがきより抜粋】
(四六判、144頁、上製本)
宇宙(そら)の約束/心訳・般若心経
山元加津子 著
宇宙の約束を知れば、今目の前にある物事が、大丈夫だと思えます。
ストレスが多く、悲しい事件が多い世の中で、
一度立ち止まって、この「宇宙の約束」に心を傾けてはいかがでしょうか。
肩の力を抜くことで幸せが目の前に訪れるでしょう。【HPより抜粋】
(51mm×80mm、36頁、蛇腹折)
その手をゆらして
「人が生きているうちにな、いっぱい悲しいことあるわ。そやけど、一番悲しいのは、子供が親の自分より先に逝ってしまうことや」
(B6、148ページ、並製本)